活用事例
Case Study
【新型コロナ対策】3密の見える化(3密回避)システムの概要
3密見える化
エッジAIカメラ、CO2センサとIoTシステムを組み合わせた3密(密閉・密集・密接)の見える化システムです。 エッジAIカメラ(画像認識技術)により空間内の滞留人数・時間を計測するとともに、二酸化炭素濃度を連続モニタリングすることで人が集まる閉鎖空間の換気状態を可視化します。 計測した3密情報は、クライアント端末にてリアルタイムに閲覧・管理することができ、デジタルサイネージに表示することでオフィス・学校・病院・介護施設・ホテル・飲食店・スーパーなどの空間の利用者・従業員・周辺住民の安全安心を確保することが可能になります。 遠隔操作機能が実装されたIoTシステムを基盤としていることから、データ収集だけでなく、取得データをトリガーとした換気・空調・空気清浄設備の制御をカスタマイズで実装することが可能です。
3密の見える化(3密回避)システム構成図
WEBアプリケーション
機器構成
1.エッジAIカメラ  
2.CO2センサ  
3.センサー制御デバイス 
4.コントローラー 
5.ルーター 
※ クライアント端末(PC、スマートフォン、タブレット)は、ユーザー様にてご用意下さい。
※ センサー制御デバイス、コントローラー、ルーターは貸出品です。契約終了後、ご返却頂きます。
用途/導入メリット
■ 新型コロナウィルス感染症対策として3密(密閉・密集・密接)の徹底的な回避が求められるところ、商業施設等が「換気の悪い密閉空間」に該当しないようにする措置として、空間の滞留人数・時間や二酸化炭素濃度を指標として適切な換気量を確保することが重要となります。

■ 空気調和・衛生工学規格の「居室の必要換気量参考値」では、一人あたりの必要換気量を約30m3毎時とされているところ、AIカメラにより在室人数をカウントすることで在室密度に応じた必要換気量を推定・確保することが可能となります。

■ 低湿度状態は気道粘膜を乾燥させ気道の細菌感染予防作用を弱めるところ、湿度センサを追加することにより湿度下限値を管理することが可能となります。

■ デジタルサイネージに室内の空気環境情報をリアルタイムに表示することにより、空間利用者に注意を喚起するとともに、不安の解消を図ることが可能となります。

【関連情報】
令和2年度補正予算案:大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業/環境省
http://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/energy-taisakutokubetsu-kaikeir02/r2hosei_kankir.pdf

1.事業目的
不特定多数の人が集まる飲食店等の業務用施設に対して、換気設備をはじめとする高効率機器等の導入を支援することにより、新型コロナウイルス等の感染症の拡大リスクを低減するとともに、業務用施設からのCO2排出量を削減する。

2.事業内容
新型コロナウィルス感染症の影響により、不特定多数の方が集まるような飲食店等では、業況が急激に悪化している。そこで、飲食店などの不特定多数の人が利用する施設等を対象に、密閉空間とならないよう、換気能力が高く、同時に建築物の省CO2化促進にも資する高機能換気設備などの高効率機器等の導入を支援する。

【補助】補助対象施設及び補助率:
① 中小企業が運営する不特定多数の人が利用する業務用施設(飲食店等)(補助率2/3)
② ①以外のその他業務用施設(補助率1/2)
補助対象設備:高機能換気設備、空調設備等

【委託】
③ 補助対象事業者等の協力を得て、新型コロナウイルス終息後に、環境や「3密」対策をする飲食店等の利用客が増加しているかをナッジ(行動変容をそっと後押しする)を活用して検証する事業を実施するとともに、換気・空調・空気清浄設備の更なる高機能化に向けた評価検証を実施する。

3.事業スキーム
■事業形態 ①、②間接補助事業、③委託事業
■補助対象 民間事業者、団体等
■実施期間 令和2年度
価格
個別に御見積りいたします。
現場の用途に対応したカスタマイズをご希望の場合は、ご相談下さい。
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